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腰痛
 腰痛の原因は?  姿勢と腰痛体操が大切
【問い】
 中学時代に柔道で腰を痛め、最近になって腰痛が再発しました。レントゲンでは骨には異常なく、周辺の筋が伸びています。どうすればよいでしょうか。(21歳、男性)
【答え】
今回の腰痛の原因は何?

 発育期に腰痛を起こす疾患はいろいろあります。中学時代の腰痛の原因が柔道であり、そのとき保存的治療で良くなり、現在のレントゲン検査でも異常がないのであれば、中学時代の腰痛は腰部捻挫であったのではないかと推測されます。その後、5・6年間ずっと腰痛がなかったのであれば、今回の痛みは、中学時代の腰痛が原因と考えるよりは、最近になって何か腰痛を起こす別の原因があったのではないかと思われます。

 今回の腰痛の経過、疼痛の性状、どのような姿勢で痛みが増悪するか、下肢痛や下肢のしびれを伴っているかどうかなどは、腰痛の原因となる疾患を診断する上で大切な情報となります。
レントゲン検査で骨に異常がなかったということですが、発症初期ではレントゲンに変化が出ないこともあり、痛みが続いているのであれば、再度レントゲン検査(腰椎四方向からの撮影と前屈位および後屈位での機能撮影)が必要となります。また、MRI検査も診断の上で重要な検査の一つであり、いろいろな疾患の早期診断が可能です。まず、腰痛の原因について的確な診断を受け、それから治療を進めることが大切です。

姿勢と腰痛体操が大切

 
腰痛の治療として薬物療法、物理療法、牽引療法、運動療法、装具療法、ブロック療法、手術療法などがあります。ご質問の腰部周辺の筋肉に最も関係があるのは運動療法です。運動療法の目的は、脊柱の可動性の保持、安定性と支持性の獲得、腹筋・背筋および下肢筋の筋力増強です。

 この目的のために
腰痛体操が考案されており、この腰痛体操を続けて行うことで、腹筋や殿筋を強くし、背筋などを伸ばし、左右の筋肉のバランスを良くすることができます。また、日常生活の注意として、不良姿勢(腰をそらした姿勢)をとらないことも大切です。整形外科を受診し、診断を受けた後、腰痛体操および日常生活の注意について詳しく指導を受けることをお勧めします。

平成16年5月 愛媛新聞社発行「accrete VOL.14 2004 P.23」に掲載
 
 
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